健康保険取扱 
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よくある○△◇?


このページでは 診療時に よくお話しする説明や、よくあること、Q&A などを掲載します。


歯磨き粉という呼び方を疑問に思いませんか?
 ブラッシング(歯磨き)の時 歯ブラシに付けるペーストのことを歯磨き粉といいますよね。
   以前は粉状のものが使用されていたので その呼び方が定着しています。
   しかし、粉状では扱いにくいので 現在のペースト状のものが作られ、一般的になりました。
   60歳代後半の方でも粉状の歯磨き粉を見たことはあっても それでブラッシングしたことがあるという方は少ないでしょう。
   若い方でも 歯磨き粉で通じますが、最近は ジェル状のものや 液体状のものも発売されています。
   それらを歯磨き粉と呼ぶのは少し違和感がありますよね。




義歯安定剤を安易に使っていませんか
 入れ歯が安定しないと義歯安定剤を使用するのが 当たり前のように思われている方が多いですね。
   すべての製品を確認していませんが、使用説明書には「長期連用しないでください。
   連用する場合は歯科医に相談しましょう」と記載されています。
   不安定になった義歯を 歯肉にしがみつかせて安定させることにはなりますが、
   その状態で噛むと歯肉が揉まれて しだいにブヨブヨになり さらに不安定になってしまいます。
   短期間でも ていねいに使用しないと安定剤の性能を期待できません。
   初診で来院された患者さんの中にも長期間 厚く付けて とても不安定になっているものを見ることがあります。
   義歯が不安定と感じたら まず 歯科医師による調整が必要です。調子よく使っている義歯も そのまま永久に使えるわけではありません。
   製品の宣伝では 義歯には必ず使用しなければならないと 誤解をされるようなものもあります。
   時間の都合で細かく説明できないのはわかりますが、もう少し考えてもらいたいものです。
   私もまったく否定するものではなく、義歯の金具が破損したり、抜歯した後など 一時的に使用を薦めることもあります。
   その際は 使用方法を ていねいに説明して使っていただきますが、
   咬み合わせのバランスがとれている義歯の場合 安定剤無しでも問題なく食事できるそうです。



世田谷区産前産後健診を受けられる方へ
 健診のために来院する時 小さなお子さんを預けていらっしゃる方が多いのですが、どうぞ一緒にお連れください。
   小さな時から高見澤歯科医院になじんでいただきたいと思っています。
   治療で来院される時 乳児であれば お母さんのおなかの上で おとなしく 治療の様子を見ているお子さんも珍しくありません。
   健診での来院時も いつも使用されている歯ブラシをご持参ください。時間の許す限り ブラッシングの注意事項などもお話ししています。
   お父さんも一緒に来院される方もいらっしゃいますよ。



義歯を使っている方が絶対にやってはいけないこと
 よく見かける光景ですが、舌先を使って義歯を外すことはやめましょう。
   また、義歯を装着するとき、唇と舌で義歯の位置を合わせて 噛んで押し込むことは 絶対にやめましょう。
   義歯の着脱は指で ていねいに行ったください。
   噛んで押し込んでも装着できる場合が多いので、つい やってしまいがちですが危険な行為です。
   部分入れ歯の金具が万が一変形した場合、噛んで押し込んでしまってから本来の位置まで入らず、しかも支える歯に無理な力がかかって痛み出します。
   噛む力で押し込まれたものを爪先で外そうとしても外せない場合もあります。
   金具が変形することもなく本来の位置に装着できたとしても、支える歯に大きく ゆする力がかかることは多くあります。
   それを繰り返すと支える歯が次第にぐらついてしまいます。
     



歯肉が腫れている方へ
 腫れているところを指で触ったり押したりしてはいけません。
     頬の外側からでも揉んだりしてはいけません。
     処方された薬は指示通りに飲みましょう。


麻酔をして治療した方へ
 麻酔が効いているうちは痛みを感じないので頬や唇を咬まないように注意しましょう。
     食事は麻酔が覚めてからにしましょう

歯を抜いた方へ
   歯を抜いたその日は、抜いたところをなるべく刺激しないように注意しましょう。
     麻酔が効いているうちは痛みを感じないので特に注意しましょう。
       舌で探るようになめない(気になるときは鏡で見る)
       強くゆすがない(軽くすすぐようにする)
       頬の外から指や手で押さない
     はじめに抜いたところを落ちつかせてしまえば後の心配はかなり少なくなります。
     できれば麻酔の効いている間、少なくとも1時間は水などを飲んだりも我慢しましょう
     食事は麻酔が覚めてからにしましょう
     抜いたところで咬まないように咬もうとしてもかえって普段とちがう咬みかたをして
     反対側の頬や舌を咬んでしまうことがあります。
     かばいたいのであれば、ゆっくり咬むようにしましょう。
     処方された薬は指示通りに飲みましょう

義歯は本来一日中お口の中に入れておくものです。
長時間入れたままにすると痛くなるならば調整する必要があります。
特に部分入れ歯の方(ご自分の歯が残っている方)は就寝中も入れておきましょう。


義歯(入れ歯)のことを「ブリッジ」と言われる方がいらっしゃいますが
ブリッジはセメントで歯に固定する冠の続いたもので、取り外しは出来ません。
歯に掛ける金具を「ブリッジ」と言われる方もいらっしゃいますが間違えないようにしましょう。

義歯が合わなくなる一番の原因は義歯を清潔に保てていないことです。
粘膜面(内側)は凹面になっているので注意してブラシをかけましょう。
水を勢いよくかけただけでは不十分です。

食前にも義歯にブラシをかけてみましょう。
長時間お口の中に入れていると結構義歯はぬるぬるになっています。
そのままお食事をされるより、義歯の安定性が増し食事がしやすくなります。
味もおいしく感じ取れるでしょう。食後の清掃も楽に出来ます。
一度試してみてください。必ずする必要はありませんが出来るときだけでもやってみる価値はあります。

総義歯や大きな部分義歯の場合、長くお話を続けているうちに落ちやすくなります。
途中で水を少量口にして奥歯でしっかり咬みしめると安定を保ちやすくなります。

義歯をうっかり紛失しないように注意しましょう。
こんな事例があります。
 入院中ティッシュにくるんでおいてゴミと一緒になってしまった
 茶の間の机の上に置いてほんの少しの間に飼い犬のおもちゃになって壊れてしまった
 海水浴中に落としてしまった


Q ブラッシングは 何分 磨けば良いのですか?
A 汚れの程度・磨き方の上手さなど状況で一定に決められません。
目的は健康を保つレベルまで清潔にすることです